X30のアクセサリーを一通り揃えてみた [カメラ]
サスケです。
新規購入した新しいカメラ X30ですが、使用開始するにあたってまずはアクセサリー関係を揃えてみました。
※液晶保護フィルム
X30の背面液晶は3.0型チルト式LCDです。
今回は液晶保護フィルム貼るの どうしようかなーって思っていましたが、チルト液晶なのでぶつけたり擦ったりする危険性は多いのかな?と思ってフィルムを貼っておくことに。
いまやiPhoneの画面の大きさであれば全く問題無いほど自分のフィルム貼り技術が向上していることもあり、全く気泡無しでこのフィルムも貼ることが出来ました。
※プロテクトフィルター
なにも付けていないX30はこんなカンジですが、
無難にメーカー純正アクセサリーのレンズフード付きプロテクトフィルターを購入。
ほぼ見た目だけの為につけました(^^;
※ストラップ
もともと一眼カメラ使用時より自分はハンドストラップが大好きで
いろいろ持っていたんですが、今回のX30は自分にとっては
掌に余るサイズのカメラで、ハンドストラップを使用すると逆に掌の中でブラブラしてしまって使い勝手が悪いということに気付きました。
で、今回はネックストラップ ULYSSES スリングショットをつけて使用することにしました。(元々所有していた)
※サムレスト
直前まで所有していたX-E2でもサムレストを装着使用していたので、今回 X30でもサムレストを装着しようと思って探したら、メーカー純正のサムレストがあったんですが、これがネット上では「サイズがジャストフィットしていないため ホットシューから抜け落ちる」という悪評が。
また メーカー純正サムレストは「X」と刻印されており それを使うのはなんだか気恥ずかしい気がして(注:個人の感想です)、もっといいものないかなーって探したところ、レンズメイトからX30用のサムレスト新発売のニュースが!
FUJIFILM X30用のサムレスト(デジカメ watch)
X-E2の時もレンズメイトのサムレストを購入使用して、その精度と使い勝手に満足していたので今回も購入。
やっと親指の居場所が決まりました。
※ケース
今回購入したX30にはWi-Fi通信機能がついています。
今まで所有してきたカメラには革のボディケースを装着していたんですが、直前まで所有していたX-E2(同じくWi-Fi通信機能付き)に革のボディケースを装着すると 革が電波を遮断して(?)まったくWi-Fi機能が使えなくなったということを体験していたため、今回は革のボディーケースを装着するのをやめました。
でもハダカでバッグに突っ込むと傷がついてしまうのでケースを購入して入れておくことに。
X30専用 というわけではなく汎用のケースですが、一応マンフロットのケースです。
実売価格1500円もしない激安ケースですが、保護の中綿入りで撥水加工。
マジックテープによる2箇所固定
簡易ポケット有り。
ベルトなどに通すことも出来ます。
ストラップをつけたX30がギリギリすっぽりと入りました。
(タグはジャマなのでこの後切りました)
こういう状態でバッグに突っ込んでおけば、多分傷付くことはないはずです。
というわけでX30を外に持ち出すためのアクセサリーが一通り揃いました。
あとは写真をドンドン撮っていくことですが、写真を撮る時間がなかなか確保出来ないのが悩みのタネです(^^;
高級コンデジ選び〜何を重視し、何を諦めたのか? [カメラ]
一眼レフから高級コンデジに移行し、またミラーレスカメラを購入してしまって、再びレンズ沼に嵌まりかけていることに気付いてそこからの再脱出を決意。
カメラ機材を全て手放したあと「ローアマチュア(?)宣言」を行って、再びカメラを購入しようと決意した、というのが 前回エントリの話
で、今回はカメラ選びの話となります。
カメラを選ぶにあたって、その経緯から一眼レフとミラーレスカメラは始めから購入対象外となりました。
そうなると購入対象はコンデジということになりますが、今まで一応一眼レフまたはミラーレスカメラで写真を撮っていた身としては どんなにお手軽でもカメラの撮像素子の大きさは1型、妥協しても2/3型以上のモノにしようと決めてカメラ選びを始めました。
いわゆる「高級コンデジ」というジャンルからの選択です。
そして高級コンデジの中にも「単焦点コンデジ」というジャンルと「ズームレンズ付きコンデジ」という種類がありますが…
今回は単焦点コンデジは購入対象外としました。
というのは FujiのX100の購入使用体験から単焦点コンデジは写りはいいけど、やはり足りない距離があって歯痒い思いをすることが多かったからです。
X100は単焦点レンズ(35mm判換算35mm)の写りが非常に良くて、当時一眼レフのズームレンズに身を任せてナマクラになっていた自分にとって「自分で動いて画角を調整する素晴らしさ」を教えてくれた 思い出深いカメラです。
ただ、「自分で画角が調整出来ない」という状況も多々ある中で、単焦点カメラの限界も感じさせてくれたカメラでした。
というわけで X100T、RICOH GR、SIGMA dpシリーズなどは今回 予選落ちです。
単焦点カメラの専用設計のレンズのほうが同じ画角をカバーするズームレンズよりも映りが素晴らしくて優れているのはほぼ常識ですが、今回 その映りの良さを諦め、ズームレンズという画角の柔軟さのほうを選択しました。
そうなると、選ぶカメラはズームレンズ付コンパクトカメラとなります。
このジャンルは最近各メーカー 注力していて、選択肢が増えてかなり悩みましたが、最終的に候補に残ったのはLX100、RX100M3、X30 の3つに。
まずLX100ですが、マイクロフォーサーズの撮像素子を持ち、レンズはF1.7-2.8。焦点距離は10.9-34mm(24-75mm相当)のズームレンズ搭載。
(panasonicの製品HPより引用抜粋)
もうこれで充分じゃないか!と即決しそうになりましたが実売価格が10諭吉近く!(最近は少し下がってきた)
というのも、直前まで所有していたX-E2がボディだけで9諭吉ぐらいだったので、今回購入するカメラはお気軽価格で5〜6諭吉、出しても7諭吉までと決めていたので今回は予算オーバーとなりました。
それとLX100は 個人的に思い入れのあるX100と軍艦部がソックリで、なんだかなぁと個人的に思って購入を躊躇ったというのもありました(X100の軍艦部の操作系統デザインはオリジナルというわけではないので、別に全く問題は無い)
で、次にRX100M3ですが… もうこのジャンルのド本命ですよね。
(SONYの商品HPより引用抜粋)
小さくてコンパクト。
1インチセンサー搭載、ワイド端でF1.8、テレ端でF2.8という明るさを持つ24-70mm相当の大口径ズームレンズを搭載。
スペック的に普通これを選びますよ。
自分も
もうこれで充分じゃないか!(2回目)
予算オーバーだけどちょっと無理して購入しようかと思いましたが…
自分の場合 掌が多分平均サイズよりかなり大きいので、カメラが小さすぎるのは逆に使いづらかったりするんですよね。
その点でRX100シリーズの大きさは自分にとっては「掌にスッポリ入るというよりは掌で遊んでしまう小ささ」でありちょっと厳しいなぁと思いました。
また、カメラ機材を全て手放して iPhoneだけで写真を撮っている間、改めて認識したのは、
自分にとって、写真を撮るということは癒しであり、
その源泉となるのはEVFを覗くという行為であること
でした。
そんな自分が最終的にRX100M3とX30のEVFを店頭の実機で見比べてみた結果、X30のEVFのほうが素晴らしかった。
X30のEVFはX-T1やX-E2などと同じ表示タイムラグ0.005秒。
OVFと同じというわけにはいきませんが相当に滑らか。
EVFの大きさはクラス最大0.39型約236万ドット。
ファインダー倍率 0.65倍というのもこのサイズ、このクラスのカメラとしては大型で見易かったです。
あと、RX100M3のEVFはポップアップ式(2段階)のEVF。
デフォルトではEVFは本体に格納されていて覗けないようになっています。
コンパクトなサイズにおさめるためのメーカー側の施策ですが、自分にとってはEVFはパッと覗けるスタイルのカメラのほうがよかったのです。
今回のカメラ選びで自分が重視したのは、
「画質が多少犠牲になっていようとも 出来る限り広い範囲の画角のズームレンズのカメラを選びたい」ということもありました。
LX100 RX100M3のズームレンズがそれぞれ24-75mm相当 24-70mm相当なのに対して
X30は28mm~112mm相当で開放F値もF2.0(広角)~F2.8(望遠)で明るく、スペック的にはX30に強く惹かれました。
また 店頭で実機を触っていて、
X30の「完全手動ズーム」は圧倒的に使いやすかった!
自分の意のままにズーミングが出来るというのは素晴らしいことで、これに慣れてしまうと電動ズームのカメラは使えなくなります。
もともとFujiのXシリーズのアナログ操作感が好きで、
今回コンデジ選びとなってズームは電動、もしくは疑似手動ズームになってしまうと諦めていたのですが、完全手動ズームが使えるコンデジで出逢うことが出来たのはラッキーでした。
X30であれば露出補正は独立ダイヤルで、ズームは完全手動。
レンズの根元についているコントロールリングに絞り調整機能を割り当てると、カメラを構えてファインダーを眺めながら 目を離すことは一切ないまま全てアナログ調整が出来て快適そのもの。
新発売されてそろそろ半年が経つ頃で価格的にも落ち着いてきたこともあり、自分は5諭吉も出さずに今回 X30を購入することが出来ました(^_^)
X30はローパスレスフィルターですが、センサーサイズは2/3型、画素数も1200万画素と欲張らずアッサリとしたもの。
APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラほどのボケは期待できません。
ただローアマチュア宣言をした自分にとって、ボケはもはや一義的な要素ではありません。
このジャンルのカメラの意義は、「パンフォーカススナップカメラ」だと思っています。
既にX30を使用開始していて 当然画質は今まで使っていたカメラよりも劣りますが、私にとっては必要充分な映りであり、今後はその機動性を活かしてドンドン写真を撮っていこうと思っています。
X30については 今後アクセサリー選び、1センチまで寄れるマクロ性能、フジお得意のフィルムシミュレーションモードの映りの違いなどについてまたエントリを続けていく予定です。
本末転倒 カメラ機材を全て手放す! [カメラ]
サスケです。
ブログの書き方をすっかり忘れてしまうほど久し振りの更新となります。
久し振りのブログ更新はカメラに関しての話です。
さて 昨年9月頃 所有していた全てのカメラ、レンズをいったん手放しました。
普通はボディのみ手放してレンズ資産はそのまま活かすとする場合が多いと思いますが、全てリセットすることとしました。
とてもいいカメラで、別に不満があったわけではありません。
カメラもレンズも手放してしまったのは、カメラに対しての不満ではなく 自分の心の内の問題にありました。
自分のカメラ趣味の始まりはNikonのD90が始まりで、その後FujiのX100へと方向転換するんですが、その時に記したエントリ「FinePix X100を購入しました」の中で自分はこう書き記しています。
「やはりあの大きさ、重さではいつでもどこでも持ち出すというわけにはいかず、いつでも持ち出せる小さなカメラが欲しいと思っていました。」
「また何枚撮って何枚失敗しても撮り直しがきくところがデジタルの良いところの一つですが、(腕が未熟なせいで)撮った写真の半分ぐらいが失敗写真で 残った写真も現像ソフトで補正しまくって… という状態で、シャッターを切る時の露出、シャッタースピード、絞り設定などの基本的要素を再度見つめ直して写真を撮っていかないと....と感じていました。」
X100のあと フラッグシップ機のX-Pro1を購入し、その後X-E1、X-E2となぜかグレードダウンしながらFujiのXシリーズのカメラを渡り歩くことになります。
FujiのXマウントレンズも何本か購入しました。
そしてまた再びD90からX100に転向する前と同じ心理状況に陥っていることに気付いたのです。
※写真を撮ることが好きなのに、外出する前にカメラを持ち出すか置いていくかを迷ってしまうことが心理的な負担になってしまっている
→それが嫌で高級コンデジというジャンルのX100を選んだはずだったのに、気がつけばミラーレスカメラを使うようになっていた
※出かける前にどのレンズを連れ出すか悩んでしまう
→それが嫌で単焦点のX100を選んだはずだったのに、気がつけば(以下同文)
こういうことが気になって気になって心理的に負のスパイラル状態。
カメラ好きの人は、こういう迷いが愉しいと感じるのだと思います。
機材選びも 写真を極める人達にとっての醍醐味なんだと思います。
でも、自分は ただの週末お気楽アマチュアカメラマン だったんです。
500pixとか有名サイトで高評価とかを目指しているハイアマチュアというわけではなく、RAWの現像に時間をかけるのも億劫で出来ればJPEG撮って出しで済ませたい、気の向いた時にコンデジやiPhoneよりは綺麗な写真をサクサクと撮りたかっただけ。
いい意味でも悪い意味でも 志の低い(?)写真愛好家だったんですよね。
負のスパイラルに陥っている自分を自覚した時、まずは一旦全てのカメラ機材を自分の手元から無くして 煩悩(?)を無くしてしまおう、と思い、そして実行しました。
すぐに代わりのカメラを購入するのは止めて、自分なりの考え方がまとまり そしてまた再びカメラで写真を撮りたくなるまではしばらくiPhoneだけで写真を撮ろう、と決断しました。
カメラ機材を手放した9月のタイミングでちょうどiPhone 6シリーズが発売。
自分はiPhone 6 Plusを発売日に購入。
予想外の高画質にすっかり満足。
深く考えずに大画面を見ながら簡単なタッチ操作で写真を撮れるiPhone写真の愉しさに「あぁ これが写真を愉しむってことなんだな」と思えました。
10月に沖縄に行く機会がありましたが、カメラを手放していたのでiPhone 6 Plusだけで観光写真撮影、それでも充分でした。
観光をご一緒させていただいた とある方に、カメラを手放してiPhoneだけで写真を撮っていることを説明すると
「サスケさんも(煩悩から開放されて)やっと幸せになったね。それが正解!」
と言われたことが深く印象に残っています。
しかしiPhone 6 Plusのカメラがどんなにすぐれていようとも、その性能にはやはりスマートフォンのカメラという限界があります。
また、iPhoneだけで写真を撮り続けている間に、カメラで写真を撮るという行為に次第に飢えてきました。
年があけて2015年になって、「そろそろまたカメラを買って、写真を撮ってみようかな」と感じるように。
冷却期間は終わりの時期を迎えていました(つづく)
FUJIFILMの「X」新製品イベントでX-T1を試してきた。 [カメラ]
サスケです。
2月23日(日)に 博多のFFB HALLにて
富士フィルムのカメラ Xシリーズの新製品イベント
「X-Photographers × X-Lovers Festival」
が開催されていたので参加してきました。
この時期のXシリーズ新商品といえば何と言っても X-T1
X-T1の実機を先行体験出来るイベントで、福岡では開催時期がX-T1の発売後だったため先行体験とはいきませんでしたが、私にとってはX-T1の実機を触る初めての機会でした。
私のイベント参加目的は
無料クイックメンテナンスサービス」を受けるため。
昨年末にX-E2を購入したばかりの自分としてはX-T1が少しだけ気になる存在でしたが、
せっかくの機会なのでフォトグラファートークショー~開発スタッフトークセッションという事前に準備されたプログラムにもフル参加することに。
開始時間に結構ギリギリに到着。そして
予想以上の人の多さ!
トークショー会場の部屋は100強のキャパで、隙間無く椅子が並べられていましたが、満員+立ち見が出るほどの大盛況。
それほど今回のX-T1に皆 興味をもっているのか?
私は少しだけ気になっていたんですけどね。
※フォトグラファートークセッション
塙 真一氏(かなりのイケメン!)のトークセッションが40分ほどありました。
メーカーに一方的におもねるのではなく、率直な意見でXシリーズを語る内容で楽しく話を聞く事ができました。
主な内容としては
・FujiFilmはレンズ交換式ミラーレス機の最後発メーカーだったため、既存先行メーカーと同じようなカメラを出しても意味がない、として生まれたのがX100→X-Pro1へというOVF+EVFというハイブリッドファインダー機のリリースだった。
・X-Pro1はAFが驚くほどゆっくり(笑)なカメラで、そのゆっくりさは 横断歩道を渡る人を撮ろうとしてもピントをあわせているうちに歩行者が横断歩道を渡り終えてしまうほどだった。
・初めてX-Pro1を使った時は(そのAFの遅さに)カメラを投げようと思ったが、それでも使いたくなる画質の良さがあった。
・ファームウェアの更新でその不満を10のうち3ぐらいは解消し、残りについては次モデル(X-E1、X100S、X-E2)で解決されるようになってきた。
・ハード的な改善、たとえば露出調整ダイヤルの固さは「柔らか過ぎる」「ちょうどいい」など意見が分かれているが、メーカーとしてそれらのユーザーの意見を取捨選択してフィードバックをし続けている
・今までのXシリーズの最大の魅力は「写真クオリティーの高さ」だったが、使い勝手においては「道具に撮影者があわせるカメラ」であったことは否めない。 が、進化しつづけ「撮影者が道具として使いこなすカメラ」になってきた。 それが今回発売されるX-T1である。
・X-E2とX-T1は画質においては全く同一画質である。
・FujiのXシリーズのカメラは高感度がメチャクチャ強い。
どのメーカーでもISO1600まではOKだがISO3200までいくとフルイにかけられる。フジは3200まではビクともしない。 6400でノイズが少し出るが、その気になれば手持ちで夜景撮影も可能。
・Fujiのカメラは色(特に肌色)がキレイ。
その理由はフィルム生産しはじめてから今年で80周年で、創業時から「色」というものに向き合ってきた企業だから。
他メーカーはデジタルカメラの登場時に初めて色の再現というテーマに向き合った(それまではフジかコダックに色を任せていた)ので歴史と言う点でフジには一日の長がある。
・FujiFilmには「色 四天王」と呼ばれる人達が実在していて、その人達がフィルムからの歴史を引き継いで、最終的なFujifilmの「色」を決めている。
・Xシリーズ最初のレンズ交換式ミラーレスカメラのX-Pro1は撮影をゆっくりと愉しむカメラだったが、今回リリースされるX-T1は仕事でバシバシ使えるカメラ、である。
といった内容でした。
この中でやはり今までのXシリーズの「AFの遅さ」とその欠点を補ってあまりある「画質の良さ」という点と、「高感度に強い」という点には Xシリーズのユーザーとして激しく共感できました(笑)
トークセッションが終わった後、X-T1の実機が何台も展示してあり、メーカー説明員さんが色々質問に答えてくれました。
X-T1の噂のEVFを初めて覗いてみると…
大きい! 見やすい!ということでこれは凄い!という感想を持ちました。
この大きい!ということについては「広く見やすい視界」の実現のために 世界最大のファインダー倍率0.77倍を実現させた、とのこと。
これは EOS 5Dの0.71倍、 Nikon Dfの0.7倍などのいわゆるフラッグシップ機を越えており、そのためにファインダー内のレンズ設計に苦心した、と開発スタッフトークセッションでは語られていました。
そしてX-T1のEVFで 大きさ以上に驚いたのはその滑らかさ、カクカクしないところ!
X-E2のEVFと比べて雲泥の差でした。
これは「Xシリーズは動体撮影がダメ!」と散々言われてきた従来の弱点を克服するためにEVFの大型化とともに表示タイムラグの解消を目指し、今回のX-T1では世界最短(メーカーカタログ値)の表示タイムラグ0.005秒(それまでは0.065秒だった)を実現したとのこと。
0.005秒のタイムラグなんて人間には実感出来るタイムラグではなく、つまりEVF内の画像がカクカクではなくヌルヌル動く という感想になってしまうのです(^_^;)
「このEVF欲しい!」と思いましたが、年末に購入したX-E2とX-T1の画質は同一。
さすがにEVFのためだけに買い替えるわけにはいかず、少し前に話題になっていた
この点をメーカーの方に質問してみました。
※富士フィルムがX-E2のリフレッシュレートをファームウェアアップデートによってX-T1と同じレベルまで向上させ、インターバル撮影機能を追加するとコメント。
メーカーの方はこの件について
「X-E2とX-T1はEVFのパネルは全く同じモノを使っている。EVF内部のレンズは違うモノなのでファインダー倍率をT1と同一にすることは出来ないが、表示タイムラグについてはX-T1並みに出来るファームウェアを現在準備中です」と明言\^o^/
X-E2ユーザーとしては期待が持てます。
その他の新商品として 同じく発売されたばかりの「スマホ de チェキ intax SHARE SP-1」が展示されてありました。
メーカー説明員の方が丁寧に説明してくださいましたが、コレ いいですね!
スマホ(iOS機/android機)の専用アプリで画像を選択し、Wi-Fi経由でその場でプリント出来るというもので、その気軽さがいいです。
アプリのほうでテンプレートも豊富に用意されていて、その場でコメントを加えるとそれが印刷されるチェキのほうにもしっかり反映されていました。
スマホならではのフィルターをかけた画像なんかもその場でチェキでプリントアウトされるので楽しみ方はさらに拡がると思いました。
そして専用アプリのアップデートによってXシリーズのWi-Fi内蔵機からも直接チェキプリント出来るようになるとのことです。
ネックはチェキフィルム代と プリンター本体価格かなぁ。
プリンター本体が1万円代前半だったら結構売れるんじゃないかなぁと個人的には思います。
※まとめ
今回、こういったカメラの新製品イベントというものに初めて参加してみましたが、驚いたのは参加者の年齢層の高さ!
自分も若者とは決して言えない年齢ですが、参加者の中ではおそらく若さにおいては10本の指にはいっていたのではないかと( ꒪⌓꒪)
これはカメラ愛好家全体としてそうなのかFujiのユーザー層がそうなのかはよくわかりませんが…
とにかくビックリしました。
あと、イベント参加者はFujiFilmさんから資料をいただきました。
その中にX-Photographers Book 2014という大変見応えのある写真集が同包されており、
(コストがかかっている)
大変ありがたかったです。
ただ、
これらの資料をA4サイズの紙袋に入れて参加者に渡すのはどうなのかと(^_^;)
参加者がカバンを持ってきていないと、コレ、小脇に抱えて帰らないといけないんですよ?
(事実、私はA4サイズのものが入るカバンを持参しておらず、自宅まで小脇に抱えて帰宅した)
やっぱりこういったモノを参加者にお渡ししていただけるのであれば
「手提げ袋」の中に資料をいれて参加者に配るべきだったのではないか?と思いました。
無料でいただくモノに文句を言うのは筋違いなのは分かっているんですけど、ちょっと勿体無いと感じました。
不満も口にさせていただきましたが、イベント自体はシッカリ楽しめましたし、
本来の目的であった無料クイックメンテナンスサービスも受けましたので、大満足のイベント参加でした(^^)
X-E2にサムレスト装着。 [カメラ]
サスケです。
カメラをX-E1からX-E2へと替えたのは今まで述べてきた通りなのですが、X-E1の時からシックリときていないモノがそのままX-E2に引き継がれちゃってる点があります。
それは
「カメラ本体に凹凸が少ないので、片手でうまくホールド出来ない!」
ということです。
この点は X-E1の時から悩まされてきました。
X-E1とE2は外形が一緒なので、問題はそのまま引き継がれちゃっているのです。
X-E2のボディ
左側に気持ち程度、グリップの盛り上がりがありますが、指をしっかりと引っ掛けることが出来る凹凸ではありません。
(この凹凸では指がひっかからない)
片手でグリップ出来るようになるために、X-E1/E2用のハンドグリップ購入を検討していたところ、ちょうど専用ハンドグリップのリリースニュースが!
関連リンク:
○大口径レンズ装着時の携行性・ホールド性を高めるアクセサリー「ハンドグリップ MHG-XPRO、MHG-XE」新発売
購入を一瞬検討しましたが、ここで脳内で「待った」がかかりました。
待ったの理由その1
自分は以前、X-Pro1からX-E1に乗り換えをしたのは「OVFはほとんど使わないからボディ本体を小型化させたかった」ということからでした。
なのでハンドグリップを装着してしまうとボディーが大型化してしまう、というのが待ったの第一の理由です。(X-E2はもともとミラーレス機としては大型なので、これ以上大型化しても五十歩百歩な気もしますが…)
待ったの理由その2
ハンドグリップを装着すると 今使っている革ケースが使えなくなるから(笑)
ということでハンドグリップ装着を諦めて別の方向からカメラのグリップ強化を考えると…
サムレスト装着という結論になりました。
LensmateのFUJIFILM X-E2/X-E1用サムレストを購入。
結構立派なケースに入っていますが、開けると
こんなカンジで入っていました。
色はX-E2のボディーがシルバーとブラックの2色あるのにあわせて(?)サムレストもシルバーとブラックの2色あり、自分はX-E2のボディー色とあわせてブラックを選択。
高品質の6061 T6アルミニウムを素材とし、米国の航空機パーツを製造するISO認定工場にて削り出され、ブラックアルマイト表面処理がされている、と商品説明にはありますが、
パーツとしての完成度はかなり高いです。
ホットシューに挿し込み装着します。
ボディ本体とサムレストが接触する箇所にはシリコンが装備されていますので、
サムレストとカメラ本体が擦れて傷が付くという危険性は限りなく小さいと思われます。
親指を置くところにも指あて部のグリップ感の向上と滑り止めのためにシリコンが装備。
サムレスト装着したあとのX-E2を横から見た図。
全体からの出っ張りはこのくらいで、それほど圧迫感、違和感は感じません。
元々使用しているハンドストラップに右腕を通して
サムレストに親指を置いてホールド。
しっかり片手だけでX-E2を握る事が出来るようになりました。
FUJIのXシリーズは軍艦部にホワイトバランスやシャッタースピートなどの調整ダイヤルがありますが、今回装着したレンズメイトのサムレストは これらのダイヤル操作部に干渉することはなく、「アナログ感覚」のままカメラの操作をすることが出来るのは さすが専用品といったカンジです。
念の為 左手はレンズ下に添えて万一の落下を防ぐようにはしますが、右手1本でカメラを取り回すことが出来るようになった、ということは 使い勝手上、物凄く便利になりました。
それでいてまるで純正品であるかのようなフィット感(グラツキ感全く無しでピッタリ!)、高級感で後付けパーツ感も殆ど無し。
購入価格は結構高かったですが、購入してみると満足のいくアイテムでした。
購入は
などから出来ると思います。