モバイルルータをWi-Fi WALKER DATA08W に変えてみた。 [Mac]
auのWi-FIルータ「WIFI WALKER DATA08W」を購入しました。
自分にとっては初めてのau端末です。
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iPhone、iPad、MacBook Airなどを出張に持ち運ぶようになり、2年ほど前からいわゆるWi-Fiルータを購入して携帯するようになりました。
最初に購入したのはWiMAXルータでしたが(メーカー、型番は失念)、WiMAX電波圏内にいる時は確かに受信スピードの速さを実感することができたものの、建物内に入った時や地下に潜った時は電波が圏外になることが多く「これは使えないわ」という結論になり、半年も経たずに解約しました。
次に自分が購入し、現在まで使っていたのがdocomoのポータブルWi-Fiルータ「BF-0IB」です。
人口カバー率100%とされる3G通信網のドコモ FOMA回線に対応、通信エリアに悩まされず、日本の広範囲でインターネットに接続できる、と言うのが売り文句で、確かにどこにいってもWi-Fi電波を掴んでくれて多いに役立っていたのですが....
3〜4ヶ月前より、ルータ本体の表示はWi-Fi電波圏内の表示なのに、全く繋がらないという状況が頻発するようになりました。
iPhone等のWi-Fiを切って3Gに戻すと通信が再開し始めるのでFOMA回線圏外ではなくいわゆるパケット詰まり?と考えられ、一日のうちに何度もBF-01Bの電源を切ってはまた入れ直すということをしなくてはいけないようになっていました。
そこでWi-Fi WALKER DATA08W の購入です。
高速WiMAXとCDMAの両エリアに対応し、
WiMAX対応エリア内では下り最大40Mbps 上り最大15.4Mbps
3Gエリア内では下り最大3.1Mbps 上り最大1.8Mbps
3Gエリア内でのスピードではBF-01Bの7.2Mbpsに劣るものの、なにより安定的に繋がり続けることが今回のWi-Fiルータ買い替えの目的だったので自分としてはOKです。
大きさはiPhone 4Sと横幅はほぼ同じ、縦寸法は4Sより小さく厚みが4Sよりも太いカンジ。
モバイルルータとしては標準的な大きさよりややコンパクトな印象です。
本体側面には電源スイッチとWiMAX⇄3G切替ボタンがあり、
WiMAX⇄3G切替ボタンを2秒間押し続けることによって、
WiMAX MODE →WiMAX方式専用での接続
3G MODE →CDMA方式専用での接続
WiMAX/3G MODE →WiMAX/CDMA方式自動切替モード。
電波状態の良いネットワークに自動的に切替えられる。
の3つのモードに切替が可能。
今、どのモードなのかはディスプレイ表示を見れば一目瞭然、
そして今、WiMAXで通信しているのか3Gで通信しているのかも一目瞭然です。
(写真うつりが悪いので一目瞭然に見えませんが、現物では一目瞭然です^^;)
購入後、約一週間使い続けてみましたが
快適そのものです。
まずWiMAX電波圏内の時はやはり充分速いです。
↑の通信スピードはカタログ値であり、実際はベストエフォート方式であるため
下りで10Mbps出れば御の字だろうな、と考えていましたが
やはりこのぐらいは常時出ていました
(WiMAX電波の弱い地域では大体5〜8Mbpsぐらい)
ちなみに3G MODEではこのぐらい
3Gでは特別速いスピードではありませんが、メールやツィッターを見たり、普通のwebページを閲覧するぶんには特に問題はありません。
Wi-Fi WALKER DATA08Wの最大の特徴は
なんといっても自動的に電波の良いネットワークに切り替えるWiMAX/3G MODE
WiMAXに繋がらなかったら自動で3Gネットワークの電波に切り替えてWiFiを発信してくれる賢い子なので、圏外になることはありません。
実際に使用してみると、地下に潜ったりしたときにWiMAX電波圏内でも圏外になってしまうという欠点は相変わらずではありましたが、素早く3G MODEに移行し圏外になることはありませんでした。
一方、WiMAX圏外(CDMA方式で通信)からWiMAX圏内に自分が移動したときは、3G MODEからWiMAX MODEへの復帰は少し遅く感じます。
たぶん「3GとWiMAX、どちらの電波が強いのかな?」とルータ本体がしばらく判断しているのだと思いますが、明らかにWiMAX電波圏内にいるのにWiMAX受信に切り替わるまで長くて5分弱ぐらいかかるケースもありました。
これは欠点と言えば欠点ですが、そもそもWiMAX圏外〜WiMAX圏内を移動している状態というのは自分自身も移動中という事なので速い通信スピードは必要無いですし、カフェやファミレスなどで席についてガッツリと通信する必要がある時は自分でWiMAX MODE固定に切り替えればサクッとWiMAXに繋がることが出来るので、自分の使い勝手においては決定的な欠点とは感じられませんでした。
バッテリー駆動時間は電池パック容量2200mAhで、
カタログスペックの連続通信時間がWiMAXで4.5時間。3Gで5.2時間となっています。
実際に数日使用してみて、連続使用ではないですがコンスタントにちょくちょく使用して7時間強バッテリーはもちました。
まぁ充電はmicro USB端子からの充電なので、常時持ち歩いているモバイルバッテリーとmicro USBケーブルがあれば丸一日問題ありません。
料金は 本体は大体0円とか1円とかで売っていると思います。
月額通信料金は、
WINシングルフラットWiMAX (シンプル) の誰でも割シングルで5460円 + プロバイダ(au.NET) 525円 – WINシングルフラットおトク割(WiMAX)1050円 = 4935円(固定)
今まで使用していたBF-01Bとほぼ同じ料金でした。
(ただし、2年間縛り有り)
BF-01Bから今回買い替えを行ったのは上記の通り、FOMA回線がパケット詰まりを頻繁に起こすようになって使用にストレスがかかるようになったことによるものです。
DoCoMoもSoftbankも、そしてauも今後はスマートフォン普及などによるトラフィック急増をどのように乗り切るのか?というのが今後の課題となっています。
その方策のひとつがDoCoMoのLTEであり、今回正直Xi(クロッシィ)ルータの導入も検討しましたが... 居住地は首都圏とかでははなく田舎なので、まだまだXiの電波 充分来ていないんですよね^^;
なにしろ自宅がXi圏内ではない...
XiのようなLTE対応のモバイルルータを所有するのは田舎ではインフラ整備がまだまだということがあるので個人的には時期尚早と判断しました。
(SIMフリーiPhoneを所有していれば話はまた別でしたけど)
自分の居住地と現状から判断すると
KDDIの掲げるいわゆる3M戦略(マルチユース・マルチネットワーク・マルチデバイスの略。 LTEへの移行やWiMAX、そして固定網を含めた自社ネットワークをフル活用して乗り切る戦略)の一端に今回は乗っかってみようと考え、その申し子のように思える端末のWi-Fi WALKER DATA08W を選択しました。
WiMAXには帯域制限が今のところ無いとされていますので、CDMA回線のトラフィック増を出来るだけ(WiMAXに繋がることによって)回避し、田舎に行った時や屋内に入ってWiMAX圏外に出たときは3Gに自動的に繋がれるモバイルルーター、というのは そう悪くはない選択肢だろうかと思います。
本当はiPhone一台でなんとかなるのが理想的なので
次期iPhoneがLTE対応でWiMAXも同時に使えるようになるとかいう夢物語はどこかにありませんかねぇ....
参考:メーカーサイト
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